2010ウルトラ70Kmレポート
第18回武庫川ユリカモメウルトラ70Kmマラソン大会レポート
「フル」を超えたその先には「ウルトラ」の別世界と感動がある!
初参加です! 2月の誕生日の日に決意し申し込みました。大会迄 後11日となり 不安と緊張でいっぱいです。当日はベストコンディションで臨めるよう 調整して完走目指して頑張ります。
※枠の中のコメントは、参加ランナーから大会に寄せられた投稿です。
2010年5月3日、ゴールデンウィークに入って好天気が続き、この日も朝から雲ひとつない快晴の天気となりました。今年も「ウルトラ70Km」に挑戦する勇気あるランナーたちが、全国各地よりここ武庫川に朝早くから続々と集ってきました。
制限時間内にはゴールできませんでしたが、70kmを最後まで完走することができたことは、「ゴールの感動はあなたの胸に」という垂れ幕通り、今、凄く感動と皆様への感謝に胸いっぱいです。過去の大会の投稿を見て、ウルトラを走るなら、まずこの大会と決めていた私にとってその選択に間違いが無かったことを実感できました。
- 2010年5月3日(月祝) 天候・晴れ
気温19℃~24℃ - 主 催 : 武庫川スポーツクラブ
- 種 目 : 70Kmのみ(往復10Kmコースを7往復)
- スタート : 午前8:30一斉スタート
- エントリー総数 : 532名(大会史上最高)
- 当日出場者数 : 479名(内男子 401名、女子 78名)
- 時間内完走者 : 210名(内男子 177名、女子 33名)
- 完走率 : 43.8%(内男子 44.1%、女子 42.3%)
なんとか完走出来ました。有難うございました!なんと言っても、一日中、ランナーに声をかけてくださっていた1kmポイントのスタッフの方をはじめ、大会関係者・スタッフのみなさんの頑張りには頭が下がります。お疲れ様でした。有難うございました!
開会式
《今回大会のゲストランナーの紹介》
~上岡正枝さん~元「ノーリツ」女子陸上部のエース選手、現在は、県対抗女子駅伝のコーチや市民ランナーの指導にも活躍中。すぐお隣の武庫川女子大のご卒業。
《友情参加ランナーの紹介》
~中瀬洋一監督率いる大阪芸大女子駅伝部 ~元ユニバ金メダルの深尾真美さん
この日、朝から気温がぐんぐんと上昇し最高24℃、体感温度はそれ以上の暑さを感じました。しかしながら479名のランナーは、それぞれの目標に向けて元気にスタートし、70Kmの長丁場に挑みました。60Kmでの関門がスタートして7時間30分、ゴール閉鎖は8時間30分、最後のゴールには午後5時00分までに帰ってこなければならない、長い長い一日の始まりです。
万全の体制のおかげで無事完走できました。応援していただいたスタッフの声には、励まされました。「速いランナーになるのは無理でも強いランナーにはなれる筈」と言うのがテーマなんですが、今回の大会で少し強くなれた気がします。
AM8:30 スタートからの風景 (スライドショー)
今回最後の残り5kmが辛くて走るのをやめて道路上でへたりこんでいたら、何人かのランナーの人からファイトとエールをかけてもらいました。レース直後、5月の連休にもうこんなしんどいことは今回で最後にしようと思っていましたが今、来年への対策を練っている自分がいます。
尼崎市で和太鼓を演奏する市民グループ『鼓情炎』の皆さんが、勇壮な太鼓の音で、がんばるランナーの背中を押しました。
暑さとしんどさとで、途中30Km、40Km、50Km過ぎで「もうやめよう」と思いましたが、エイドに帰ってきた時のスタッフの方の励まし、私設エイドを開設されていた応援の方の励まし、そして60Km関門に向かう途中で、気持ちが折れかかっていた自分を引っ張ってくれるように走られていた方のおかげで何とか走れました。
ゴールシーン (ゴールの写真はクリックすると拡大されます)
今大会、最も早くゴールに帰ってきたランナーは、原 良和さん(兵庫県宝塚市、37才)です。もちろん「男子39才以下の部」で優勝。
タイムは4時間40分31秒! 当面、破られないと思われていた大会記録(1997年第5回大会:柏原敏郎さんの4時間42分6秒)を13年ぶりに1分30秒近く更新する大会新記録でのゴール、という快挙でした。
(←クリック)原 良和さんは兵庫県立尼崎病院の呼吸器内科の先生でもあり、この活躍は同病院の広報紙にも紹介されました
女子で最も早くゴールテープを切ったのは名賀公子さん(兵庫県宍栗市、47才)、タイムは5時間47分6秒。
昨年の自己優勝タイムを12分も上回る好タイムで、「女子45才以上の部」でも三連覇を飾りました。(ゼッケンの「君子」は誤りで「公子」が正しいお名前です。名賀さんには大変失礼しました)
この大会自体はとても素晴らしいものです。数々の大会に出ていますが、人数の規模は関係ありません。とてもアットホームで、参加費から考えてもいろんな点に行き届いた大会です。なかなか70kmになると、気軽に誘って出られる距離でないですが、来年はぜひ多くの仲間と参加してみたいと思います。本当にありがとうございました。
今までマラソンで感動なんてありえないと思っていたのですが、今回は悔しさや感動のいろんな思いで何度も泣きそうになりました。1キロ近くにおられたメガネのスタッフさんは、一日中声かけしてくれてましたよね?最初はあまり気にせず走ってたのですがドンドンと嬉しくなってきて、あの人からは走り切る勇気をもらいました。他にもたくさんの人達に助けられました。マラソンってこんな感動するものなんだなと思える素晴らしい大会でした!
今までフルマラソンを6回走りましたが、今回は、心の底から、スタッフの方たちに感謝しました。自分の練習や努力だけでは絶対に完走なんてできませんでした。最後の2周、最後の1周、応援してくれる人の声援にも、だんだんと熱気がこもってきているのがわかりました。足の痛みは限界だけど、ここでやめるわけにはいかない。何が何でも這ってでもゴールするぞと、1歩1歩に気をつけて走りました。走りきることができました。本当に、ありがとうございました。
≪TAMURA PHOT≫
ウルトラ70Km大会の皆さんの写真が多数あります。
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終了後の打ち上げ風景
大会事務局にうれしい便りが届きました
厳しい暑さのなか、見事に完走された選手の皆さん、本当におめでとうございます。また、関門やリタイアで惜しくも70Kmに届かなかった皆さん、誠にお疲れ様でした。皆さんのおかげで本大会は大いに盛り上がり、無事終了できました。選手をはじめ大会を支えてくれたスタッフや関係者の皆様に、大会を代表して心よりお礼申し上げます。
来年もまた皆さんと、ここ武庫川の『ユリカモメウルトラ70Km』でお会いしましょう!
武庫川スポーツクラブ 大会実行委員会
委員長 白石裕之