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2011ウルトラ70kmレポート

第19回武庫川ユリカモメウルトラ70Kmマラソン大会レポート

「フル」を超えたその先には「ウルトラ」の別世界と感動がある!

2011第19回武庫川ユリカモメウルトラ70Kmマラソン

先日、東京マラソンで日本人1位になった公務員ランナーの川内さんの激走をみて心がゆさぶられました。昨年最後の5kmがあまりにしんどかったので今年は不参加のつもりでした。でもいま参加しなかったら自分に負けそうで。今年54歳。皆さんと武庫川ロードを一緒に走りたいと思います。    《大会開催前投稿》

※枠の中のコメントは、参加ランナーから大会に寄せられた投稿から抜粋しました。

2011年ウルトラ70Km大会の受付風景

2011年5月3日、例年なら晴天が多いのに反して、この日は朝から空に厚い雲が張り、日差しも差さないため気温も上がらず、5月にしては肌寒く感じました。つまり、これから70Kmを走ろうとするランナーにとっては、ここ数年の中でも絶好のコンディションとなりました。
大会史上初めてエントリーが700人を越え、当日は600人余りのランナーが、武庫川にやってきました。


フルマラソン以上は初めてです。完走できるのか、大会の日が迫って来るたびにオロオロしてます。意欲は十分、頑張ります。楽しい大会になりますように!    《大会開催前投稿》

>>★大会参加者の自由投稿

  • 2011年5月3日(火祝)  天候・曇り   気温16℃〜19℃   湿度51%
  • 主 催      : 武庫川スポーツクラブ
  • 種 目      : 70Km1種目(往復10Kmコースを7往復)
  • スタート     : 午前8:30一斉スタート
  • エントリー総数 : 706名(大会史上最高)
  • 当日出場者数 : 609名(内男子 508名、女子 101名)
  • 時間内完走者 : 354名(内男子 302名、女子 52名)
  • 完 走 率   :  58.1%(内男子 59.4%、女子 51.5%、過去最高)

レース1週間前に調子を崩して、思うように調整もできず、どうするか、ずっと悩んでましたが、明日、走ります。走らせて頂きます。やっぱり、あきらめきれないです。ウルトラを走るために、期分けして練習してきたので、明日はベストコンディションじゃなくても、現状できるだけの走りをしたいです。迷惑はかけません。頑張ります。    《大会開催前投稿》


開 会 式

開会式、手話通訳は岡本麻美さん

一瀬利香さん

今回大会のゲストランナーの紹介》

一瀬(旧姓:太田)利香 さん
~京都府出身。高校生時代から俊足ランナーで聞こえる。藤田信之監督が率いた当時の「ワコール」女子陸上部に入部し、エース選手として大活躍。ワコールが数々の駅伝優勝を果たした時の中核メンバーであり、また都道府県対抗駅伝では「京都連続優勝」に大きく貢献した。1991年には「女子5000m」で当時のアジア・日本記録を樹立。
ゲストランナーとして市民ランナーと一緒に走ることは、本大会がはじめての経験、とのことです。

中瀬洋一監督が率いる大阪芸大女子駅伝部の選手たち

《友情参加ランナーの紹介》

大阪芸術大学女子駅伝部
~昨年に続き、名コーチで知られる中瀬洋一監督が率いる大阪芸大女子駅伝部の選手たちが、友情参加してくれました。前半20Kmで、タイム毎のペースランナーを務めることになりましたが、こういう市民大会で走るのは初めて、という選手も多くいて、新鮮な体験だったようです。
>>◆友情参加でペースメーカーを務めてくれた大阪芸大女子駅伝部選手のブログ

午前8時30分、号砲とともに全員がスタート

2011年武庫川ユリカモメウルトラ70Kmマラソンのスタート

午前8時30分、号砲と共に600人余りのランナーが一斉に駆け出しました。60Km関門がスタートして7時間15分、ゴール閉鎖は8時間30分、つまりゴールには午後5時00分までに帰ってこなければなりません。10Kmを1時間10分・キロ6分強のイーブンペースならば、十分完走できる計算ですが、そうはいかないのが「ウルトラ」です。長い長い一日が始まりました。

スタッフの方々の暖かい御声援や、運営のおかげで、辛かったですが、楽しく走らせていただくことができました。8時間大きな声で、応援していただき頭が下がる思いでした。ただ今かなりの筋肉痛です(^^;)来年出るかは、今は考えれませんが、アットホームな良い大会長く続けていただきたいです。本当にありがとうございました。


選手受付~開会式~スタートの風景  ≪スライドショー≫

昨年は60kmを制限時間ギリギリで通過したため制限時間を20分もoverしてゴールしましたが、今年はその時間付近(7時間12分程度)でゴールできました。天気も走るには丁度よかったというのも一因ですが、やはりスタッフの皆さんや沿道・ゲストランナーの一瀬さんの声援には本当に勇気付けられました。(ゴール付近で声援いただいた方,スタートして1km地点の方,3.5km付近の橋のたもとにおられた方々,エイドでお世話いただいた方々。具体的にあげればキリがありません)
時間内完走を目標に頑張ってきたこの1年の成果が出せたと今は素直に喜んでいます。


『鼓情炎』の皆さん

『鼓情炎』の皆さん

和太鼓演奏集団 『鼓情炎』の皆さん

  『鼓情炎』の皆さん

午前11時から12時にかけて、尼崎市で和太鼓の演奏で評判のグループ『鼓情炎』の皆さんが、勇壮な太鼓の音と演奏で、がんばるランナーの背中を押すように応援しました。

『鼓情炎』の皆さん

トップ集団を走る人たちの走りをみてびっくりしました。キロ4分30のペースランナーより速い!どうしてあんな走りができのだろう?と何人もの人に抜かれながらずっと考えていました。明日から帰宅後もう一度基本のLSDから取り組みます。来年は現在より1時間半以上タイムを縮め入賞を狙いたいと思います。

>>★大会参加者の自由投稿

折り返しコースが単調という御意見もありますが、たくさんの参加者と何度もすれ違い、顔やフォームを眺めていると飽きません。「このお姉さん可愛いなぁ」とか、「あのじいさんがんばるなぁ」とか(笑)
エイドやスタッフの方々も、にわか仕立てのボランティアでは行き届かないようなお声掛けやお気遣いまでいただき感激しました。ビュッフェスタイルの打ち上げも楽しく、ビールも最高に美味しかったです。


コース上の風景  (ランダムに写真が流れます)

3度目の完走でついに7時間の壁を破れました!今回は知り合いのランナーの方が誰もおらず、少し心細さを感じながらのランでしたが、顔なじみ(?)となった1km地点付近のスタッフの方と、多分今回初めてゴール後に挨拶させてもらった9km地点手前のお兄さんのお陰で、やる気を持続出来たと思います。


トップランナー

宮里康和さん

午後1時過ぎ「トップの選手がゴールするぞ!」との声にスタッフ全員が驚きました。今大会、最も早くゴールに帰ってきたランナーは、宮里康和さん(3086、信太山自衛隊、32才)です。もちろん「男子39才以下の部」で優勝。
タイムは4時間34分39秒! 昨年、原良和さんが13年ぶりに塗り替えた大会記録(4時間40分31秒)は、これまた当面破られないと思っていた矢先の4時間40分を切る大会新記録でのゴールでした。(ちなみに2位に入った原さんも昨年記録を上回る4時間37分20秒で、大会記録を更新)

名賀公子さん


男子トップのゴールから約1時間後、女子のトップランナーがもうゴールに迫ってきました。名賀公子さん(2001、兵庫県宍栗市、48才)です。
タイムは5時間24分44秒! これは女子の歴代記録で2位に入る素晴らしい成績です。
昨年も自己ベストを12分上回りましたが、今年も年齢を感じさせない走りで、並いる強豪若手ランナーを寄せ付けず、さらに自己ベストを22分以上更新しての優勝、「女子45才以上の部」で四連覇を達成しました。

【宮里康和さんと名賀公子さんのゴール】
宮里康和さん  名賀公子さん

40km~60km区間で必ず経験する『苦しい、リタイアしたいな』という悪魔の囁きとの葛藤、その反対でスタッフの皆様やギャラリーからの応援からもらうことのできる『やめてたまるか、歩いてでも必ずゴールや』という強い意志、ゴール後の風呂の気持ち良さ、打ち上げのBEERの格別なうまさ、年に一度の特別な経験を今年もすることが出来ました。今日から新しい気持ちで、来年のユリカモメ目指して頑張ります。


歓喜のゴールシーン~表彰式~打ち上げ  ≪スライドショー≫

10K7往復という精神修行のコース。でもほんとにあたたかいスタッフの方々の応援&エイド。すれ違うランナーの頑張り。応援してくれる方々。なんと、まあ、素敵な大会なんでしょう。ラストの周の時は、赤いタスキを握りながら、皆さんにお礼を言いながら走りました。来年もぜひ、参加したいです!!



今年はエントリーが700人超と、運営にあたられては大変だったと存じますが、殆ど全く不都合を感じる事も無く、素晴らしい大会と改めて感じました!! 地元の誇りです!! また昨年に引き続き北1kmのスタッフの方が一日中エールを下さり、随分チカラを頂きました。それにも増してゴール地点南に居られたガタイの良いお兄さん!! あなたは間違い無く今日のMVPです!! あなたの「ナイスラ~ン!!いぃですねぇ!」に全ランナーが勇気をもらったのではないでしょうか。本当にありがとうございました。

>>★大会参加者の自由投稿


終 了 後

過去のマラソン経験より、常に自分に言い聞かせていたことは、「止まるな!」「歩くな!」でしたが、私の「足」は意に反して言うことを聞いてくれません。「リタイヤ」の4文字が頭に浮かび、近づいているはずのゴールが、どんどん遠く小さく見えてきました。しかしそんな私をゴールまで導いてくれたのは、スタッフのみなさんはじめ、ゲストの一瀬さん、9キロ地点のお兄さんの声援でした。本当にありがとうございました。「力不足」と言ってしまえばそれまでですが、自分なりにいくつか課題を残した大会でした。こんなに暖かい大会、参加させていただき、本当によかったと思っています。


うれしい便り大会事務局にうれしい便りが届きました 
女性よりの手紙  男性よりの手紙

さまざまな事情でエントリーしながらも出場できなかった皆さん、完走を目指しながらもリタイアや関門閉鎖で惜しくも70Kmに届かなかった皆さん、来年こそ歓喜の笑顔で、ここ武庫川のゴールに飛び込んでください。
そして今回、見事に70Kmを完走された選手の皆さん、本当におめでとうございます。完走を成し遂げるために自分の精神と肉体を鍛え練習を積んでのち、立派な結果を出されたことに、心より敬意を表します。皆さんのおかげで本大会は、無事終了致しました。参加選手をはじめ大会を支えてくれたスタッフや関係者の皆様に、大会を代表して心よりお礼申し上げます。

来年もまた皆さんと、ここ武庫川の『ユリカモメウルトラ70Km』でお会いしましょう!

武庫川スポーツクラブ  大会実行委員会
委員長 白石裕之


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